ハロー!プロジェクト、栄光の25年。アニバーサリーイヤーにレジェンドたちが国立代々木競技場 第一体育館に降り立った狂乱の三夜。熱狂が冷めたらぬ中、モーニング娘。を歴代最長の9年間リーダーを務めた譜久村聖が卒業。先んじて、双璧をなすアンジュルムからもリーダーの竹内朱莉が去った。その間、ハロプロからは珠玉の楽曲が誕生。OGで構成される「M-line」からもコンスタントにリリースが続いた。ということで、本家「ハロプロ楽曲大賞」の旧ルールをベースに2022年12月1日〜2023年11月30日リリースされたハロプロ及びハロプロ関連の楽曲(YU-M、他事務所所属を含む)のベスト15を私の独断と偏見で選出し、ランキング付けした。
第15位 佐藤優樹「Ding Dong」
第14位 モーニング娘。'23「すっごいFEVER!」
第13位 JUVENILE「SHINE (feat. 鞘師里保)」
第12位 Juice=Juice『FUNKY FLUSHIN'」
第11位 宮本佳林「バンビーナ・バンビーノ」
第10位 アンジュルム「アイノケダモノ」
第9位 BEYOOOOONDS「夢さえ描けない夜空には」
第8位 さゆべえ「マイラブ」
第7位 OCHA NORMA「ヨリドリ ME DREAM」
第6位 つばきファクトリー「間違いじゃない 泣いたりしない」
第5位 Juice=Juice「プライド・ブライト」
第4位 モーニング娘。'23「Wake-up Call~目覚めるとき~」
第3位 つばきファクトリー「妄想だけならフリーダム」
今年、浅倉樹々、山岸理子、岸本ゆめのが卒業したつばきファクトリー、11枚目のシングル。作詞は児玉雨子、作曲は板垣祐介。少女漫画の主人公のようなモテモテの恋愛に憧れる喪女の脳内をさらけ出したダンスチューン。ハロプロトンチキソングの歴史に新たな1ページを刻んだ。
第2位 BEYOOOOONDS「求めよ…運命の旅人算」
今年、2度目の日本武道館公演を成功させたBEYOOOOONDS、4枚目のシングル。作詞は児玉雨子、作曲は星部ショウ。心躍るビートの五反田ファンクから、底抜けに明るいパーティーソングに。四則演算をテーマを人生讃歌へ展開。西田汐里のホイッスルボイスは必聴。キャッチーな王道路線を、ここまでブラッシュアップするのは流石。アイドルソングに求めているものがすべて詰まっている。
第1位 鈴木愛理「最強の推し!」
元℃-uteの鈴木愛理、配信シングル。作詞作曲は大石昌良。鈴木が主演を努めたテレビ東京系ドラマ「推しが上司になりまして」のエンディングテーマ。ストリングスが盛り上げる壮大で多幸感溢れるラブソング。ヲタク独特の早口を意識したAメロ・Bメロから、鈴木の伸びやかな歌声が痛快なサビに至り昇天。推し事の喜びをストレートに表現した歌詞で、ヲタクとしての生き様を全肯定。ハロプロ25周年最高傑作が、至極のポップチューンで俺たちサイドへ降り立ったのだ。思えば、鈴木にとって2023年は飛躍の年だった。圧倒的な歌唱力と表現力で魅せたYOASOBI「アイドル」の歌唱動画は1300万再生と、テレビ朝日YouTube歴代1位を記録。テレビ朝日系「あざとくて何が悪いの?」のMCにも抜擢され、屈託のないキャラクターでお茶の間にも人気が訴求。YOU、天下取っちゃいなよ。